- 氏 名
-
M.R.
- 入 社
-
2021年度【新卒入社】
- 専 攻
-
工芸科学部
造形工学課程
- 所 属
-
歴史・文化計画部
M.R.
2021年度【新卒入社】
工芸科学部
造形工学課程
歴史・文化計画部
大学・大学院等での専攻およびご専門についてお教えください。
大学・大学院では建築学を専攻していました。 大学院では建築史、都市史、領域史について研究できる都市・建築遺産論研究室に所属し、 「生業からみた京都周縁部の領域構造」というタイトルで、 都市京都を歴史的に形成してきた材木業、造園業、竹産業、 農業を生業とする京都周縁部の集落の成立経緯や立地条件、 京都中心部との関係を構造的に把握・解釈するための調査研究を行いました。
自身の専門性を活かせた場面はありますか?
大学院では、領域史研究に取り組んでいました。 歴史・文化計画部の業務では、文化財や地域に関する地理的、歴史的、社会的な情報から 「文化財の本質的価値」、「地域の歴史文化の特徴」について検討します。 情報を結び付けて論理的にストーリーを組み立て、その場所の本質を考察しようとする手法は、 大学院で取り組んでいた研究手法に似ていると感じています。
整備基本計画策定業務での現地調査の様
プレック研究所入社後に活躍できた場面について教えてください。
一年目は仕事のやり方を覚えるだけで精一杯でしたが、二年目に計画案を作成した業務が成長に繋がったと感じています。 具体的には、特別史跡彦根城跡整備基本計画と日立市文化財保存活用地域計画を、発注者との打合せや現地調査、 情報収集を行った上で、上長と相談しながら文化庁の指針にしたがって作成しました。 現在入社三年目ですが、現在も業務のほとんどが初めて経験する内容です。
どういった現場や立場で働いており、どういった業務に携わっていますか?
歴史・文化計画部は、概ね計画チームと設計チームに分かれており、 私は計画チームで、主に文化財に関する計画の策定に携わっています。 文化財は法律で定められたもの以外にも、地域の特徴を示す固有の建物や景観、 食べ物、動植物といったものは文化財ということができます。 歴史・文化計画部で策定する計画は、文献調査や現地調査によってこれらの文化財の価値を明らかにし、 未来に継承していくためのものです。これ以外に、世界遺産研究センターの業務にも関わっており、 世界遺産登録に向けて資料作成等を行っています。