コラム

2022年の世界遺産委員会が中止となった理由

昨年2022年は世界遺産条約の50周年にあたる年でした。 2022年7月にはロシアのカザンで世界遺産委員会が開催される予定でした。 2022年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻により、 ロシアでの開催に反対する国が多く、世界遺産委員会は中止になりました。 世界遺産委員会が中止(延期)になったのは、中国福州で開催される予定であった 2020年の世界遺産委員会が新型コロナウイルス感染症の影響で2021年に 開催されたのが初めてで、戦争で中止となったのは歴史上はじめてです。 2023年の世界遺産委員会は、サウジアラビアの首都リヤドで9月に開催されます。 2年分の審議が行われる予定です。次の50年を始めるのにふさわしい世界遺産委員会となるでしょうか?

Hiroshima Peace Memorial (原爆ドーム)

アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)

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